貧乏クジを引かないための「自分を褒める」コツ

自分を褒めるのってめちゃくちゃ大事なんですよね。

自分で自分を褒めていい、むしろそうするべきだというのが一般論として広がってきたのはカナリいいことだと思うんですよ。自己肯定感あげてこうぜ、と。大賛成です。みんな自分で自分のこと褒めてこーね。

はい。

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褒め方が自己イメージを固定する

ただここでわざわざ言いたいのは、自分を褒めるつってもね、褒め方が大事だと思うんですね。褒め方を間違うと不幸になる!とまでは言いませんけど、褒め方のコツをおさえると、それだけで人生自体を少し改善する力がある。

じゃあどういう褒めかたがいいのか?

例えば仕事で必死に頑張ってるのに、誰も見てくれない、認めてくれない、というようなシチュエーションを例にとってみましょう。

この時、どの褒め方が「より良い褒め方」だと思いますか?

  1. 「私はよく頑張ってる!凄いよ」
  2. 「誰も認めてくれなくても頑張ってる自分、真面目でエライなあ」
  3. 「私ってストイックでかっこいいなあ」
  4. 「他人の評価なんか関係なく動ける自分は凄いなあ」

どうでしょうか。

はい、すぐ正解出します。より良い褒め方は3、4です。

1、2も悪くはないんですけど、この褒め方をしてると貧乏クジを引きがちです。

貧乏クジってどーゆーことかというと、今後も「頑張りまくる」「頑張っても誰も見てくれない」ということが繰り返されてしまいがちなんですね。

というのも褒めるという行為には、「あなたはこういう人だ」というイメージを固める効果があるからです。

で、1、2の褒め方をしてるとあなたは知らずのうちに「一生懸命頑張る人」「誰も見てくれなくても頑張る人」という枠に自分をはめ込んでいくんですね。

で結果的に、会社の中でも「あの子は頑張ってくれるから」「あの子はほっといてもやってくれるから」という扱いを受け続ける。それでいいですか?嫌ですよね?って。

人生を改善する「自分褒め」の方法

もちろん、頑張ること、人に認められなくてもひたむきに努力することは大事っす。しかし「そういう人」という枠にはまってしまうと、人に都合よく使われがちです。

けなげに自分を押し殺して人に尽くしてても、周りは勝手に「こいつは周りに尽くすのが好きなんだなー」なんて決め込んで、あなたの心を気遣わなくなり、あなたがついに爆発すると「勝手にやっといてキレてんじゃねえよ」とか逆ギレをかましてくる。ひどいけど、まあそんなもんです。

ので、「けなげな自分」「頑張り屋の自分」「人に認められなくても頑張る自分」というような自己イメージはとっとと手放して、貧乏クジからオサラバすべきではないでしょうか。

自分に都合の悪い自己イメージではなく、自分に都合のいい自己イメージを固める方向に褒め言葉を調整しましょう。

具体的方針

頑張ってる自分を誰も見てくれない、という状況にモヤモヤしてるときは、自分で自分を褒めるべき。そこまではOK。

でも、褒め方として「頑張ってるね」「認めてもらえなくても一生懸命でエライ」みたいな、「けなげで素晴らしい」という方向は避ける。

そうではなくて、3、4のような「他人に振り回されなくてエライ」「ストイックでかっこいい」という方向がいいです。これで気に入らないのなら、なんか他の角度でもいいと思います。「自分の成長のためにわき目もふらず頑張れる自分パネエ」とか「仕事なんてどーでもいいことにまで完璧主義発揮してる自分、生き方が芸術」とか。ま、あなたにとってしっくりくる言葉ならなんでもいいんです。

自分の都合のいい風に自分のイメージを固定していくと、自分が変わっていく。すると他人も変わる。そういうことが割とまじで起こるので、試してしてみて欲しいなと思いまーす。

コメント

  1. […] 自分を褒めるのってめちゃくちゃ大事なんですよね。 自分で自分を褒めていい、むしろそうするべきだというのが一般論として広がってきたのはカナリいいことだと思うんですよ。自己肯定感あげてこうぜ、と。大賛成です。みんな自分で自分のこと褒めてこ… 貧乏クジを引かないための「自分を褒める」コツ […]