やる気が出ない原因はたったコレだけ。焦らずに対処せよ

「なぜかやる気が出ない」そう感じているひとは少なくないと思う。

例えば、夢に向けて踏み出したい。例えば、オシャレになりたい。スキルアップしたい、もっとモテたい、とかの目標を持っているとして。

何からどう始めていいのかわからない。

いや、本当はわかっていたりもする。

あれやってこれやってこうするべきなんだろうな、とか思っていたりする。

でも、できない。やりたくない。やる気が出ない。

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焦りにとらわれる

やる気が出ない状態が続くと、漠然とした焦りに襲われる。

「このままじゃまずい」「どうしたらいいんだろう」「何かしなきゃ」「でもアレやコレが問題で」「とは言え何かしなきゃ」「どうしよう」「何を」…。

そんな時、

何かやらなくてはいけないと強く思っているのに、身体が動かない。

焦ってる時は、頭の中がおしゃべりになる。

焦ってる時は、情報収集にばかり精が出る。

そして自己嫌悪が強くなる。

やるべきことをやってない自分を叱りつけ、責め、罵る。

するとますます焦りは強くなり、遅れを取り戻すために大きなことをやらねばと思う。

するとますます行動のハードルは上がる。ますます動けなくなる。

焦りを解体せよ

焦りは一種の罠だ。

私たちは焦り、自分自身を叱ることで「少なくとも危機感を持っているだけマシだ」と思おうとしているのではないか。

何もやっていない自分の情けなさを、焦りによって解消しようとしているのではないか。

こういう時私たちは、「自分が自分の足を引っ張っている」と思う。

「自分のやる気が足りないから、覚悟が足りないから、行動できないでいる」と。

でも本当の邪魔者は私たち自身ではなくて、「焦り」の方だ。

私たちは焦りに足を引っ張られて、やる気を失っているんじゃないか。

焦りの言葉を聞いてはいけない。

自分を叱る声を相手にしてはいけない。

私たちがやるべきことは、自分自身に説教を垂れることでも、その説教を聞くことでもなく、行動することだ。

焦りこそが一番の時間の無駄。

やる気が出ないのには理由がある

一般に、やる気というのは本人の問題だと思われている。

本人がよしやるぞ!と決めることが大事なんだと。

やる気スイッチを熱心に押せば出るぞ、的な。

やる気が出ないというのは腑抜けの言い訳で、やる気が出ないならもっともっと熱心にそのスイッチを押しなさい、というのが世の中大方の意見。

で、これはもちろん嘘なんである。

これこそ一番ロクでもない精神論で、役に立たない上、こういう考えこそが焦りを生み、よけいに動けない状況を作っていくのだと思う。

やる気が出ないのには、必ず理由がある。

私が考えるに、理由は2つ。

1休養不足

2計画不足

マジでこの2つだけだと思う。

1 休養不足

あなたはどう思っただろう。自分は十分休養してますと言い張る人は多いけど、あなたは本当にちゃんと休めているだろうか?

人の休養というのはゴロゴロしたりたっぷり眠ることだけを言うんではない。

美味しいものを食べるとか、好きな映画や音楽、漫画、本、人に触れるとか。

そういう心の休養にもちゃんと気を配らないといけない。

焦りに支配されていると、「休む時間なんてない」と思う。

でもそれは焦りがあなたの足を引っ張るための作戦である。

早く行動を起こそうと思えばこそ、しっかり休まなくてはいけない。

2 計画不足

新しく行動を起こそうと思う時、やるべきことは山積みに思えるし、実際やることは多い。

でもそれをすでにやっている人は沢山いるわけで、あなたにやれないはずはない。

山積みのタスクを目の前に積み上げてボケーっとしていては、やる気は出ないのは当然なんである。

まずは一個一個山から下ろして、自分の目の前に並べなくてはいけない。

そしてそれを、1日1日の計画に落とし込まなくてはいけない。

自分1人ではそれが難しいのなら、友達とか家族とか、信頼できる人に手伝ってもらうのもいい。

さらにできれば、定期的にその人に進捗を報告するともっといい。誰かに結果を共有することは想像以上に効果がある。

焦る時こそ、腰を落ち着けて時間を使うべき

こうして2つの理由を見ると、「やる気が出ない」ことの本当の意味がわかる気がする。

「やる気が出ないのは、今やるべき時ではないから」なんである。

心身をしっかりと回復させて、やることをしっかり整理する。

実行するのはそれからだ。

それでもやる気がわかないとしたら、多分それはやりたくないことなのだと思う。

焦りに気を取られると、こういうシンプルなことが分からなくなる。自分を叱るのに夢中になって、本来の目標を見失ってしまう。

焦る時こそ立ち止まる。そしてやるべきことをやる。休養をとり、計画を練る。

ちなみにこれ、他人に対しても言えると思う。誰かが「やるやる詐欺」をしている時、周囲の人間はイライラするものだ。

例えば「彼氏が転職するするって言って結局何も行動しない」「子どもが勉強するする言いながら何もしない」とか。

こういう相手にやる気を出させようと思うのなら、むやみに尻を叩くのは焦りを強めるだけで逆効果というわけ。

他人のために出来ることって少ないけど、本人が休養し、計画を立てることを手伝ってあげる、くらいのことなら出来るし、それが一番いいと思う。

余談

私もここ数ヶ月焦りに支配されてろくに行動できないでいたので、もーかんぜんに自戒として書きました。焦るの、ほんんっっっと意味ない!

「休むことには意味があるけど、焦ることには意味がない。」
わたくしからは以上です。

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