産後クライシスは怖くない

家事育児

リンゴだよ🍎

今日は産後クライシスの件。

産後クライシスって何やねんという人はあんまりこの記事読まないとおもうけど、一応。

産後(とくに第一子の誕生後)、夫婦の仲が急速に冷え込む現象のことです。

産後クライシスについてよくある説明は、

「妻側は妊娠期間や出産を経て半ば自動的に母親としての自覚をもち、子供の世話に奔走する。一方で夫側は突然の生活の変化に気持ちや行動が追いつかないことが多い。結果として、妻の夫に対する愛情が急速に冷え込むという夫婦関係の危機」みたいなものが多いよね。

これ確かにすっごい、子育て夫婦あるあるで。

子持ちの友人たちと話してても、「子供が生まれてからすっかり旦那に興味がない」なんて笑って話してるのはまだ良い方で、本気で離婚寸前まで揉める過程も珍しくないんだよね。

という感じの「産後クライシス」。

言葉が受け入れられ流行るととどうしても、「産後クライシスを防ぐために」だとか、「夫に積極的に育児参加させるには」みたいな話題が上がるし、私も子供が産まれる前からそういう記事を読んだり周囲の夫婦の話を聞いたりして、いかにクライシスを防ぐか?ってことを考えてたんだけど。

1年育児をしてみて思ったのは、産後クライシスはそんなに怖いものじゃないし、

「もっといい家庭を築くためのステップ」として生かせるものなんじゃないかってこと。

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産後クライシスは誰の責任でもない

まず思うのは、「産後クライシスは育児参加しない夫の責任」っていう空気を変えた方がいい。

じゃあ妻側が悪いかってそういうことじゃない。

ハッキリ言って、育児が大変すぎる。それだけ。

寝不足で、ありとあらゆる理不尽に耐え続ける生活。一日たりとも投げ出せない。これまで楽しんでいたことを全て犠牲にし続ける。いつまで続くかもわからないまま。

そんなもん誰だってメチャクチャにイライラする。

言っとくけど、子育てが大変なのは子供が可愛くないからじゃない。むしろ全く逆で、可愛いから大変なのだ。可愛い子供がワンワン泣いていると、何かしてあげなければと思う。放っといて何か別のことをするなんて考えられなくなる。子供に幸せにしてやる責任があると思ってるから、子育ては辛いんだよね。

だからもう、子育てを担っている側の親は、まあここでは仮に妻としますけど、もうめっちゃヤバイの。毎日ストレスでメンタルボロボロなの。で、それは子育てのストレスなんだけど、そんなヤバイ重いストレス、発散しないと死んじゃうの。でも、可愛い可愛い子供に辛く当たるなんて絶対したくないから、発散できずにどんどん溜まる。

人はストレスが溜まると、発散するために、「自動的にイラつくことを探す」ようにできてる。

そのとき目の前にいるのが夫だっていうだけ。

もちろん、夫になんの落ち度もないとは言えない。

でも、夫側は前からそういう人間だったはず。

妻の側も子供が生まれる前は、気持ちに余裕があって「お互い別の人間だから」と相手を受け入れられたのだ。

でも育児のストレスが溜まりまくると、その余裕が消えちゃうの。もうこれはしょうがない。

産後クライシスが起こらない理由

でも、産後クライシスなんてなかったよ!っていう夫婦もいるでしょう。

そうなると、その秘訣は?とか訪ねたくなるもんだけど、これはね、もー

1・妻のストレスが貯まらずに済んだ

2・夫が、妻の求める家事育児を完璧にこなせた

のどちらか。

一般的には「2」だと思われがちだけど、そんなわけねえから。そんな奴いねーから。実際には、「妻のストレスを解消させるのが得意な夫」がいるだけ。

要するに、本当の理由は「1」だけなの。理由は色々で、実家からのサポートが手厚かった。早い段階で保育園に入れた。上に書いた通り、夫のケアが上手だった。そしてそれより何より絶対的に大きい要素として。子供の気質。育てやすい子だった。

産後クライシスを受け入れる

だからね。

思うに、産後クライシスっていうのは、うまく防ごうって言ったってどうしようもない部分がある。

夫がどんなに頑張ってても、ストレス溜まった妻は重箱のすみを突きまくって怒っちゃうの。

だって、ストレスの発散が目的なんだもん。夫の努力関係なし。

むしろ、夫が頑張ってくれればくれるほど、夫に当たるチャンスがなくてストレスをため続けちゃう可能性さえある。

だから、もうね一度ね、「産後クライシスは絶対訪れる」くらいに思ってみた方が良いんじゃないかと私は思う。

奥さんの側は、「夫に死ぬほど腹が立つことが起こったとしても、それは育児ストレスが溜まりすぎて、私の目が曇ってるのかも」と考えてみる。

夫の側は、「妻が自分にキレてきたとしても、妻は自分に怒ってるのじゃなく、育児ストレスでいっぱいいっぱいになってるだけかも」と考えてみる。

そして、そのストレスが子供に向かわなかったということ、二人で傷つけあったとしても、子供を傷つけなかったってことを、二人で喜べないだろうか。

「産後クライシス」は、「夜泣き」とか「イヤイヤ期」とか「反抗期」みたいに、「大したことなくて済めばラッキーだけど、避けがたく起きる時には起きるもの」くらいに考えておくべきだと私は思うんだ。

夫がダメなんじゃない。妻が頑張りすぎてるんじゃない。もうね、仕方ないの。

家族のトラブルは起こってもいい

いつもニコニコ仲良し家族でいられたらそれが一番良いのかもしれない。

でもさ、不満を感じてるのに、イライラしてるのに、「理想の家族でいるために」相手に打ち明けられなかったり、いつも笑顔でいなきゃって頑張らなきゃならないとしたら、それはすごく寂しいことかもしれない。

ストレスをぶつける時があったって良い。

余裕がなくなって、喧嘩する時があったって良い。

ただ、産後クライシスが起こった時、それにどう対処するか。

「なんで手伝ってくれないの!!」「そんなこと言ったって仕方ないだろ!!」って叫びあっちゃうのは仕方ない。もう、そうやって言っちゃう時もあるんだもん。

でも、あとでちょっと後悔した時に、

妻側は、「あなたに苛立ってるんじゃなくて、ストレスが溜まってどうしようもなくなってる。だから、ストレス発散を手伝ってほしい」と言い直してみる。

夫側は、「君はすごくストレスが溜まってるんじゃないかな?解消するために手伝えることがあれば教えてほしい」と言い直してみる。

やっぱりそんなこと言えなくてまた喧嘩になる。それでも良い。

喧嘩喧嘩の繰り返しでも良いから、何度目かの「一人の時間」に、思い直して、言い直せたら良いんだよ。

仲直りする方向に一歩踏み出す勇気があれば、産後クライシスなんて怖くない。

家族のトラブルを怖がるよりも、トラブルが起こっても大丈夫な関係を築いていければ。

それが、家族の絆を深めるってことなんじゃないかな。

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