「初めから仕事が出来る人」は伸びづらい? 他人軸と自分軸第1章−2

これは続編です。第1話はこちらへ

 

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忖度の連続、それが職場

会社なり職場って、ホント、謎ルールみたいなの沢山ありますよね!!

私が新卒で入った会社は夫婦で経営されてたんですが、

夫である社長の女遊びや風俗遊びが奥様の目に入らないようもみ消す、という謎の仕事が発生したりしてました。もちろん暗黙の了解でそれが行われてるんだけど、それを知らずに普通に仕事してただけの新人さんが「空気読め」って怒られたり、なかなか理不尽っちゃ理不尽でしたね…。

「出来る子」な他人軸が伸び悩む理由

私はもともと他人軸タイプで小さい頃からこの手の「空気よむ練習」を沢山やってきてたので、割とどういう会社に入っても早めにリズムがつかめるというか、溶け込むのにはさほど時間はかからない方です。

しかしね、私自身もよくよく自覚してるんだけど、他人軸タイプにも欠点があって。

ていうのがね、やっぱ人間関係に引きずられやすいんですよね。他人軸タイプって割と八方美人になってしまいがちなんで、気づけば社内抗争に巻き込まれてたり。

挙句に「あなたはどっちの味方なの?」なんて聞かれたら…。

そんなのね、聞かれた時点で最悪で、どう答えてもろくな結果が生まれないですからね。気づけば社内の誰かにめちゃくちゃ嫌われてたりとか、面倒な事態って雪だるま式に膨らんでいきますね。

私は幸いそういう目に合う前に会社を辞めたんですが、続けてたら間違いなく、何かしらの争いに巻き込まれて大火事に発展しそうな火種は沢山観測してましたよ〜恐ろしい。

それとね、結構早い段階で「あの子は仕事できる」という評価を受ける分、自分の最初のやり方に固執しちゃいがち、というのもあるかなあと思う。私はできる!というプライドを持つのは良いんだけど、そのプライドを守るため、つい保守的になっちゃうわけですね。

でも実際のところ、「できる子」が「できる子であり続ける」のって、驚きが少ないしあんまり評価って上がらないんですよね。「出来て当たり前の子」になるだけで。

だから他人軸タイプの人にオススメしたいのは、むしろ大きなことにチャレンジして、積極的に失敗しに行くこと。ガツンと失敗して周囲をガッカリさせるのが怖いかもしれないけど、大丈夫。

いつも仕事をソツなくこなしている他人軸タイプが大きく失敗すると、周囲の人は失望するどころか、心から応援してくれることの方が多いです。こういう応援にしっかり感謝を示しておくと、その人はあなたの強い味方になってくれます。

それに、一回失敗したあとで何かを成功させた方が「頑張った感」が出て評価も受けやすい。

あれ、なんか私これゲスいこと言ってるかも。。!?笑

いやとにかく、失敗を過度に恐れずチャレンジすることが他人軸タイプの成長の秘訣だと思います。

  1. 持ち前の器用さでスマートに仕事をこなし
  2. 時々あえて失敗し、仲間を増やす

これですね。

「言われたことしかやらない」自分軸が伸びていく理由

一方やはり、自分軸タイプはですね。言われてないことまで色々やって褒められて「お前はできるやつだな!」というパターンにはなりにくいですね。少なくとも初めの方は。

自分軸タイプの人って、自分に与えられた仕事をきっちりこなす、ということに向いてるタイプですから。

職種や会社との相性も確実にあるけど、最初は多分「気が利かねえなあ」「そのくらい分かれよ」とかため息をつかれることが多いでしょう。

しかし、そこで折れずに頑張る自分軸の人は強いです。一回教わるごとにきっちりそれを覚え、「これがきたらこう動く」というマニュアルを自分の中に作り上げます。これが漫画の中でいう「仕事用のアンテナ」ですね。

きちんと指導してくれる人さえいれば、どこまでも伸びていけるのが自分軸の人の強みです。

そして自分軸の人は「失敗から学ぶ」ということに慣れているので、他人軸のように保守的になりすぎることもありません。

またアンテナはあくまで仕事用なので、職場の人間関係とか揉め事に対しては全くアンテナを働かさず、力関係など完全に無視する、といった荒技をこなせるのも自分軸の人。

営業職なんかも、イメージ的には自分軸の人に合ってなさそうですけど、自分軸の人って「空気をあえて読まない」ということを苦もなくやってのけるのでね、他人軸にはできない売り込みができそう。

うーん、最強かもしれない。

でも、やっぱ最初はキツイですね。それに、ちゃんと教えてくれる人がいないとそれもキツイ。

なので、自分軸タイプの人にアドバイスがあるとしたら、

  1. 最初はできなくて普通だと考えること
  2. 教えてくれる人にだけは、しつこいぐらい感謝を示しておくこと

って感じでしょうか。

個々人の能力は別の話

と、雑にくくって色々話してみましたが、

仕事に求められることって決してコミュニケーションスキルだけではないですからね。

技術力、計算力、想像力、読解力、プレゼン力、その他無限。

それらの力によっても、仕事の腕は変わってきます。

それと大前提として、すんごいブラック企業とか、すんごいパワハラとかを受けたらね、そんなのタイプにかかわらず、自分の力なんて発揮できようもありませんよね。

そういう職場や上司からは、なるべく早めに逃げましょうね。

言わなくてもそのくらい分かれ!はホント言っても無駄

無駄ですよね。

「なんでそのくらいもわからないの?」って聞かれたって、

わからないもんはわからないんだから答えようがないし。

責めるなんてもってのほかというか、少なくとも、責められた人間は嫌な気分になるだけですからね。

まあね、上司をやってると、つい下の人にイラっとしちゃうことあります。

なんでこんなことまで言わせるの…?とかね。でも、それをぶつけるのはホント無駄だからやめましょう。

淡々と「こういう時は、こういう風にしてくださいね」と伝える。

それしかないですよね。

職場でのコミュニケーションは丁寧にやっていきましょう。

 

というわけで、次は恋愛編へ↓

他人軸と自分軸はなぜひかれ合うのか?

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