「付き合ったら相手が変わってしまった」「つった魚にエサをやらない」の真実 他人軸と自分軸第1章−3

こちらは続きです。第一話はこちら

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他人軸は女性に多い?

多分女性に多いのは間違いないけど、男性にも全然います。

漫画の中では女性で表現してることが多いですけど、別に女性に限った話ではないです。

逆に、自分軸の女性とかも結構います。

ただ、自分軸の女性は世間では生きづらいんで、外では必死に他人軸を演じている人も多いんじゃないかなあ。

特に女性同士って、腹の探り合いみたいな関係が生まれやすいですからね。

ちょっと改めて各軸の特徴を書いてみると、

自分軸とは…

既読無視して「忘れてたわー」で軽く済ます人

誘いたい時は自分から誘うし、断る時も普通に断る人

遊びに行った人の家で漫画を熟読できる人

お金を貸したまま忘れる人

遅刻するし人の遅刻も気にしない人

他人軸

上記のようなことをしない人、または、上記のようなことをわざと・あえてやってる人

って感じです。なんとなく、ご友人、ご家族の姿が浮かびましたでしょうか。

ね、男女ともにいるでしょ。

自分軸の女はモテる説

自分軸の女性は多分モテるだろうなと思います。

まず自分軸強い女性って、女同士つるまないというか、つるんでたとしても女同士の評価をそこまで気にしない。(他人軸タイプの人は、女性づきあいの大変さをよくわかってるので女性からの評価をかなり大事にする)

だから女の武器を使うのにもためらいがない。女の武器っていうと言葉悪いかな。

好きな人にグイグイ近寄って、好き好き!というオーラをガンガンに出すとかが出来るのね。

相手に「私のこと好きになって!」とは言うけど、それが叶わなくても恨みがましくなったりしないし、束縛もしないし。なんていうか、全体的にシンプルでさっぱりしてるんですよね。

ブリッコとが自然に出来るのも自分軸女性。「ブリッコだなー」って言われても

「えー、だって好きな人には可愛くみられたいじゃん」とかそんな感じ。

もちろん恋愛に興味ない自分軸女性もいて、そういう人は「恋愛しなきゃ」みたいな周りのノリに流されず、淡々とシングルを楽しむでしょう。

他人軸の男もモテる説

こっちもガチだと思います。

別にイケメンじゃなくても、お金持ってなくても、他人軸タイプの男性はモテます。その気になればすぐ彼女が出来ます。

なぜなら、多数派である他人軸タイプの女性の気持ちをなぞるのが本当にうまいから。

しかもそれがテクニックじゃなくナチュラルなんですよね。

「ちょっときいてー!美容師に髪の毛切られすぎたー↓」に対して

「ウッソ最悪じゃん、返金モノでしょー」とか返せちゃう。

「めっちゃ傷ついた」に対して

「えーわかる」とか返せちゃう。

女友達感覚で話せるから、女性は楽だし「この人だけは私のことわかってくれる!」と思うわけ。

ネイル変えたとかに気付けるのも、

元気なさそうな人にこっそりお菓子を差し入れたり出来るのも他人軸男性。ね、モテそうでしょう。

漫画に書いたうちの兄もまさにそういうタイプで、別にそんなイケメンじゃないけど、好きになった女の子とはほぼ必ず付き合ってました(そしてその恋愛相談を私に持ちかけていた)。

軸を偽る男女

…てな感じで自分軸女性がモテるという前提があるので、

好みの異性とお付き合いをするまで、実際の自分とは違う軸を演じる、という戦略が当然生まれるわけですね。

「私束縛とか全然興味ないー。メールとか別に頻繁にいらないしー」と自分軸に振舞っていた女性が、

付き合った途端

「なんでもっと連絡くれないの?」「やましいこと無いなら携帯見せて」と、他人軸的なことを言い始めたり。

逆に、

「俺いくらでも話聞くよー!」「サプライズとか超頑張りたい〜」と他人軸に振舞っていた男性が、

付き合った途端

「仕事中は時間なくて携帯開くとか無理」「え、誕生日?いつだっけ」と自分軸を丸出しにしたり。

これもね、世の中の男女のすれ違いあるあるですよね。

お互い正直に生きられたらこんな悲劇も避けられるけど…モテたいのはみんな一緒、仕方ないのかも。

同じ軸同士は平和

同じ軸同士のカップルはほんと、喧嘩が少ないです。お互いどっちかが我慢してるとかでもなんでもなく、お互い不満を持ちにくいんです。

「価値感が似てる」カップルってことですね。

自分軸同士はとにかくお互い干渉しないで自由に暮らしてる。余計なことかもしれないけど、どちらかの趣味が掃除でない限り、家も散らかりがちですね。

他人軸同士はお互い干渉しあう、というか、思いやりを細かく交換しあって幸せに暮らしてる。お互いに気を使いあうので、二人とも家事が大っ嫌いだとしても家が綺麗。漫画で「意識高め」と書いてるのはこの辺です。他人軸の人は「自分がこうしたい」よりも「こうすべき」を優先するので、夫婦とも他人軸だと、「こうあるべき夫婦」像めがけて、誰に頼まれなくとも、二人で一緒に努力するんです。

ちなみに上に書いたうちの兄も他人軸タイプの奥さんと結婚して、ほとんど喧嘩なく平和にやっています。

自分軸同士、他人軸同士。どちらも素晴らしいカップルだと思います。

仲がいいことは素敵なことですよね。

違う軸同士は喧嘩が頻発

で、問題はここなんですよ。

他人軸と自分軸。価値観が違う者同士でくっつくとね、ホント疲れるんですよね。

何せ相手の気持ちがわからない。

仲直りの糸口が掴めない。

だましだましで関係を続けても、だんだん疲れてきたりして。

けどね、私、漫画にも書いたけどね、思うんですよ。

結婚とか恋愛ってね、全然自分と違うタイプの人とした方が実りが多いんじゃないかって。

だってありのままの自分で気楽に暮らせる相手と一緒にいるということは、ずっと自分のままでいい、変わらなくていいということで(いやそれもめっちゃいいけどね)

ありのままの自分ではどーにもうまくいかない相手と一緒にいると、「自分とは何か」「自分はどうしたら幸せになれるのか」という問題に正面から向き合うことになる。でね、こういう問題に正面から向き合うことは、幸せの秘訣だったりするんですよ。

だから、きつい、すごいきついけど、頑張る価値はある。

私も、全然違うタイプの夫と結婚して苦難の連続だったけど、色々乗り越えたいま、神様からのプレゼントだと思えます。

そもそもこの漫画のシリーズは、別の軸の相手と結婚ないし付き合って、相手をわかりたいけどわからない、仲良くしたいのに喧嘩してしまう、どうしていいかわからない…という人のために描きはじめています。だからね、そこは何度も強調したいんですよね。

次は大問題、育児について取り上げます。

育児とはハイパー他人軸タイムである

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